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豊田礼人の基本的な考え方を
書いているメルマガです

2008/03/21

第153号【ブランドを強くするものとは?】

昨日は祝日でしたが、朝から仕事をしていて、ストレスがたまって
きたので「甘い物が食べた~い」と叫び、家族とミスドにドーナツ
を食べに行った豊田です。皆さんは、ポンデ抹茶食べましたか?(笑)
ということで、本日のメルマガをどうぞ!
(連続153週間、無休で発行しています!←結構スゴイでしょ?)

◎ブログ書いています。↓↓↓
ブログ『愛されるコンサルタントで行こう』←タイトル変えました。
http://raymac2.exblog.jp/
◎ホームページへも、是非。↓↓↓
公式サイト
『◎売上増加のキーワードは、整理整頓です
~戦略を立てるのは、その後で~』
https://www.raymac.jp

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■ブランドはロゴではない
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仕事がら、コンサル先などで広告代理店のクリエイターやWEBデザ
イナーと呼ばれる人に会うことがあります。

で、こういう人たちはよく「ブランド」についてあれこれしゃべりま
す。なるほどなるほど色々なことを知っているな、さすがだな~と思
う一方で、違和感を感じることが時々あります。

それは、多くの場合、「ロゴやカラーやデザインを統一的に印刷物や
WEBなどで展開することがブランド戦略です」というニュアンス
で語られる時です。

これらロゴやデザインが重要な要素であることは間違いありませんが、
そのブランドに関わる社員の気持ちや態度をブランドの下に統一する
ことの方が重要なのではないか、むしろそっちの方が主なのではない
か、とボクは思うのです。

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■社員の統一的な行動がブランドを支える
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統一的なロゴやデザインを使って大量に広告を流せば知名度はあがり
ます。しかしだからといって、そのブランドを優先的に買おうとは思
いません。お金を使って消費者を扇動しようとしても、そういう企業
側の思惑は案外見透かされています。

それよりも、社員が一丸となってそのブランドの良さをお客様に伝え
るために継続的な努力をすることの重要性を認識する必要があります。

営業マンや販売員の立ち居振る舞い、電話に出た担当者の受け答え、
街で見かける社員の服装や身だしなみなどなど、お客様に触れる全
ての活動をブランドが目指すレベルに保てなければ、決してブランド
は強くならず、お客様の心の中に宿ることもできません。

広告で名前を流すだけのブランドは、候補者の名前を連呼するだけの
選挙カーと大差ありません。名前は覚えるけど、しつこ過ぎて、逆に
嫌悪感を覚えてしまうこともあります。名前だけでなく、その候補者
の考え方を分かりやすく伝えるツールを作って配布する方がよっぽど
有権者にアピールするのに、と選挙カーに出くわす度に思います。

ブランドも覚えてもらうことを優先するのではなく、提供したい価値
を、社員が統一的な行動によって伝えていく姿勢が重要なのだと思い
ます。

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■社員の態度がブランドを崩壊させる
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ソフトバンクの携帯電話は超有名外国人タレントや、ドラマ仕立ての
CMを大量に流すことでブランドを消費者の脳裏に焼き付けようと必
死になっているように見えます。

確かにこれらのCMはユニークで、ついつい見てしまいます。この豪
華CMの制作料がいくらなのかは見当もつきませんが、ボクらの通話
料に上乗せされていることは間違いないでしょう。

このCMのおかげで、ソフトバンクのブランド力は上がっているので
しょうが、ボクは違った印象をもっています。というのは、機種変更
のために店舗に行ったときの店員さんの態度が最悪だったのです。

詳細は割愛しますが、いくらCMでブランドイメージを向上させようと
しても、実際にお客と接触する社員がブランドを代表しているという
意識を持っていなかったら、ブランドイメージは簡単に崩壊します。

レクサスはこのことの重要性を理解していたからこそ、広告や店舗に
資金を投入するのと並行して、社員教育にもしっかりと投資したのだ
と思います。

レクサスに行ったことが無いので言う資格はありませんが、友人など
の話を総合すると、接客のレベルは期待通りだそうです。(一度行って
みないとね)

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■自分レベルの視点で
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自分ブランドを作るために、名刺を作ったり、肩書きをつけてみたり
することがあります。ボクもそこには結構お金を使いました。

しかし、重要なのは名刺に書いてある肩書きに恥じない行動が実際に
できるかどうか、です。

ブランドとは、お客様や取引先などの関係者と約束することです。
約束を守り続けることでしか、その力を強くすることはできません。

名刺を配り、お願いします、お願いしますと連呼したところで、名前
は覚えてもらえても、なかなか声はかからないでしょう。仕事につな
がることもないでしょう。

自分のブランドを強くするために、約束を守る。約束を守るために、
自分を鍛える。自分を鍛えるために、ルールを作り、それを守る。

つまり、自分自身とも約束する。

ブランドを強くするために、必要なのはこれ、と思う今日この頃です。

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■編集後記
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マンションの下の部屋がリフォーム中で、「何かを削る音」が一日中鳴
り響いています(何を削っているのだろう?)。自宅兼事務所のボクに
とって、コレは結構ツライ状況です。でも、新しい部屋で春を迎えた
いという気持ち、よく分かります。ボクもせめて仕事場を整理整頓し
てキレイにしてみよう!と思っています。

(第153号終わり)

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