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豊田礼人の基本的な考え方を
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2007/05/18

第109号【良いコーチに出会いたい】

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■「コーチ」は必要?
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ある天才肌と言われていたプロゴルファーが、新聞上で語っていまし
た。

自分は、若いころから結構ゴルフが上手で、学生時代も全国的に活躍
し、その勢いでプロになった、と。

そして、プロになってからもしばらくは順調で、優勝したりもした。

しかし、ある出来事がきっかけで、自分の力の無さを感じ、今までの
自分のゴルフがいかに「感覚」や「運」に頼った自分流のものでしか
なかったかを思い知ったそうです。

そしてゴルフ人生で初めて「コーチ」についてスイングを見直すこと
を決意し、その後の更なる成長につながったのだそうです。

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■「コーチ」に聞け!
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ビジネスの場でも同じようなことが起こります。

たとえば、頭がよい人であればあるほど、自分の感覚で物事を判断し、
実行していき、その方法で素晴らしい成果を出したりもします。

しかし、「感覚と運」に頼ったやり方である場合、先のゴルファーの
ようにいつか「成長の壁」にぶち当たります。その時、どのように行
動するかによって、その人の成長スピードが左右されます。

いつまでも昔の感覚で同じアプローチを続ける人もいれば、何も行動
しない人もいます(←このタイプが最も多いです!)

こういう時にこそ「コーチ」に聞くべきなのです。

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■良いコーチとは
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最も手っ取り早いコーチは、「本」です。本屋に行くと、よくもまあ
こんなにたくさんの種類の本があるものだなといつも感心しますが
このたくさんの本の中に、あなたの欲する情報は大抵見つかるでしょ
う。

例えば、僕のクライアントの社長は集客で悩んでいたのですが、驚く
ことにチラシの作り方やキャッチコピーの書き方について、ほとんど
何も知識が無いのです。ただ売りたい商品をだだだ~っとチラシに並
べ、感覚に頼ったコピーを書いています。

そのあたりを僕がアドバイスしているのですが、それ以前に本屋に行
けば、またはアマゾンで検索すれば、チラシやキャッチコピーに関連
する図書は山のようにあるはずです。それらを読めば、一定の知識を
持った上で議論できるし、アイデアも出やすいはずです。

しかし読んでいないために、僕が主張するポイントもイマイチピンと
来ないのです。

また、ある会社で新入社員に課題を出したときに、すぐに「わかり
ません」と答える人があまりに多くてがっかりしたことがあります。
学生時代の、「好きか、嫌いか」「興味あるか、ないか」という
自分の感覚のみで判断する生活に浸かってきたことの弊害でしょうか。

それこそ、例えば「総務の仕事」に関わる人であれば、テーマごと
に色々な本がでているはずです。それをさ~っと読むだけでも、自
分の考える幅が広がります。賃金について、社会保険について、
ヒューマンリソースについて、などなど、あげたらきりがありません。

「感覚と運」で成功してきた人ほど、過去の実績を捨て切れません。
結果としてそのこだわりが足をひっぱり、成長を止めてしまいます。
こういう人こそ、早く良い「コーチ」を見つける必要がありそうです。

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■自分レベルの視点で
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「感覚と運」でやってきた経営者は、経営数字にも「感覚」で挑みが
ちです。しかし、それはとっても危険なことなのです。

自分の財布の中のお金が、「あるはず」と思っていた額よりも、だいぶ
少なかった経験はないですか?僕はよくあります(汗)。特に、たまた
またくさんお札が入っている時ほど、そのギャップが大きくなる傾向に
あるようです。

たぶん、気が大きくなってしまって、知らないうちに使ってしまって
いるのですね。同じように、儲かっている会社ほど、出て行くお金が
知らず知らずのうちに増えてしまう、ということが起こりやすいので
す。

ですから、会計に関する簡単そうな本を一冊買ってきて、わからない
なりにさ~っと読んでみることをオススメします。その上で、自社の
財務諸表を眺めてみましょう。

そうすると、経営者が重点的に管理すべきポイントが何となく分かる
はずです。

数字を押さえた上で、マーケティングや組織のことを考えると、より
具体的なアイデアが湧いてくるのです。

「感覚」を「数値」に置き換えたとき、やるべきことが見え、脳みそ
がグルグルグルと動き出すのです。

是非、お試しくださいね。

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■編集後記
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母親が北欧の旅に出かけています。フィンランド、デンマーク、ノル
ウェーを回る2週間の旅だそうです。昨日はヘルシンキからのエアメ
ールが届いていましたが、元気そうで何よりです。最近インテリア・
家具業界の方とよく交わるので、自然と北欧の家具やインテリアに触
れる機会も増えています。フィンランドは優秀なF1ドライバーを輩
出する国としても気になる国です。老後を満喫しまくるアクティブ・
おかんを通して、北欧の国を想像して楽しんでいます。

(第109号終わり)

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