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豊田礼人の基本的な考え方を
書いているメルマガです

2010/01/29

第250号【市場の変化に対応せよ】

今号でこのメルマガも250号です。1年間に52号発信するので、
約5年間継続しているわけです。あっという間というのが正直な感
想です。こんな調子で500号もあっという間かもしれません。

(連続250週間、無休で発行しています。祝250号!!)

★特別編集の無料レポート「愛される会社への道」(A4版14頁)
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■ホンダのすごい機動力
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ホンダは今期、日本の大手自動車メーカーで唯一黒字予想だそうです。
その背景には79%という高い工場稼働率があるとか。

昨年初めの需要急変を受け、ホンダは北米の生産体制をわずか半年で
再編成させたそうです。

販売が低迷する大型車の生産を縮小し、需要が堅調なシビックなどの
中小型車の生産ラインを増強するという再編策。そこでポイントにな
ったのが、大型車の生産ラインを小さな手直しで小型車用に転用でき
たこと。

溶接や塗装用機械などの設備も、あたかもネジ回しの先端部分だけ
変えれば済むような、転用が前提の設計になっていたそうです。だ
からスピード再編が可能になったのです。

この素早い対応により工場の稼働率を維持し、損失を最小限にとどめ、
黒字化に成功したのだそうです。
(日経新聞 2010年1月15日の記事より)

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■花屋もすごい機動力で勝負
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市場は変化する。だから市場に対して商品やサービスを提供してビ
ジネスをしている以上、僕たちはこの変化に対応しなければなりませ
ん。

青山フラワーマーケット(社名はパーク・コーポレーション)は、不
況で花が売れないこの時代において、好調を維持する注目の花屋さん
です。

日経MJ2010年1月8日号によると、売上高も店舗数も右肩上がりで
推移しているそうです。

好調の秘密は、市場の変化に素早く対応できる従業員の存在。

平均年齢25歳の女性従業員一人ひとりの目的意識は高く、自らの目
標を達成すべく、意欲的に仕事に取り組んでいるそうです。

今朝並べた花の売れ行きが悪いと見るや、すぐさま陳列方法を変更
したり、その花と他の花を組み合わせてブーケを作り、売ってしま
う。

やらされて仕事をするのではなく、自分達の頭で考えて、動く。
だから、お客さんの変化に迅速に反応し、対応できるのだそうです。

この会社では、本社で仕入れは行わず、各店舗のバイトの女性がや
っているのだとか。社長の井上氏は「需要は場所や時期で違い、本
社で予測できる訳がない」と言っています。

店舗に権限委譲することで、市場の変化に猛スピードで対応できる
体制を築いているんですね。だから強い。

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■あらかじめ織り込み済みなら恐くない
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昨日まで良かったことが、今日には通用しなくなる。今朝まで売れ
ていたものが、夕方には売れなくなる。

それに対応するためには、生産設備や営業体制の先っぽを、臨機応
変に変更できるようにしておくことが重要だ、と先の事例は教えて
くれます。

大きなものは動かしにくい。しかし、先っぽを取り替え可能にして
おいたり、自由に動けるようにしておけば、機動力は高まる。

あらかじめ全てを予想することは不可能。

しかし市場は変化することを前提に、その対処方法まで織り込んで
戦略を立てておけば、損失を回避し、利益を獲得していくことは十
分に可能だということです。

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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょう?

継続は力なりといいますが、市場が変化してしまえば、継続の方向
も変化させざるを得ません。

だから、脳みそを柔軟にしておいて、市場の変化を感じたら、すぐに
対応策を打てるようにしておきたい。

自分レベルであれば、脳みその使い方ひとつで、行動は瞬時に変え
られます。

脳みそが硬い人は、進路変更に時間がかかる。その間に船はどんど
ん流されてしまう。

不変の戦略は持ちつつも、市場の変化に合わせてマイナーチェンジ
してく柔軟さが、僕たちにも求められていると思います。

脳みそだけ、サクッと入れ替えるイメージで・・・。

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■編集後記
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【お知らせ】
愛Pでは2月16日(火)の19時より、名古屋国際センターにて
第6回勉強会を開催します。

今回は、名著「7つの習慣」(コヴィ著)をもとに、
仕事人・家庭人・社会人としての成功原則をテーマに行いたいと思
います。

「妻がもっと忍耐強ければ」
「子供がもっと素直であったら」
「もっと理解ある上司がいたら」
「一流の大学を出ていれば」
「もっと優秀な部下がいたら」

耳を澄まして聞いてみてください。
僕たちの周りにはこんな言葉があふれているのではないでしょうか?
そして自分自身の頭の中にも・・・。

僕たちは「持つ」ことにこだわりすぎているのかもしれません。
「いい妻や子供を持っていたら」
「理解ある上司を持っていたら・・・。」

しかし、僕たちが集中すべきことは「なる」こと。
「自分は良い夫になる」
「自分は良い部下になる」

問題は自分の外にあると考えるならば、その考え方こそが問題。

自分が出来ることは何か?自分のあり方を変えることでしか、自分の
外にあるものをプラスに転換させることはできない、と著者コヴィー
は説きます。

あなたの今できることは何か?今回の勉強会では「7つの習慣」を
ベースに、それらを参加者同士が議論し、学び会う勉強会にしたい
と思います。ディスカッション形式が苦手な方も、ここは一つ新年
ということで、踏み出してみてください。僕も最大限フォローします。
そして懇親会で飲みましょう♪

日時:2010年2月16日(火)19:00~(18:30受付)
場所:名古屋国際センター第3研修室 名古屋市中村区那古野1-47-1
料金:2000円(税込み)、但し愛P会員は無料
テーマ:名著「7つの習慣」から成功原則を学ぶ

詳細・お申し込みはこちらから。
https://www.raymac.jp/pdf/seminar1002.pdf

価値ある時間を創り上げたいと思っています。
では、よろしくお願いします。

(第250号終わり)

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