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豊田礼人の基本的な考え方を
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2009/01/02

第194号【理想に振り回されないで】

ボクはなぜこの仕事をやっているのか?
https://raymac.jp/why

明けましておめでとうございます!2009年、始まりました。
今年もメルマガ頑張って書いていきますので、よろしくお願いします。
今、これを読んでいる方、もし正月明けで時間に余裕があるようでし
たら、去年のメルマガの感想なんかメールしてくれたら嬉しいです。
よろしくお願いします。→ toyota@raymac.jp

ということで、本日のメルマガをどうぞ
(連続194週間、無休で発行しています!!正月でも休みません)

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■太陽のような母親は好き?
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自分の子供を虐待してしまう母親からの投書が、ある雑誌に掲載されて
いました。

その母親は、子供を叩いてはいけないと分かっていながら自分を抑えられ
ず、毎日毎日子供を叩いてしまうのだそうです。そんな自分を責め、「も
っと明るく太陽のような母親でありたい」とその母親は願います。

この投書に対してあるカウンセラーは、「母親が明るい太陽のような存在
でいる必要は全くない。それは、世間が作り上げた幻想である。だから太
陽のようになれない自分を責める必要はない。そもそも子供もそんな母親
を求めていない。素の自分であればいい」とコメントしていました。

このカウンセラーの言葉にはハッとさせられました。思えばこういうこと、
結構ボクたちは日常的にやっていますね。誰かかが作り上げた理想像と自
分を比べて、そのギャップの大きさに唖然として落ち込む、というような
ことを。

架空の理想像に振り回され、使わなくてもいいエネルギーを使い、疲れ
果ているんですよね。

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■売れる営業マンとは
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ところで、人々が持つ営業マンのイメージも間違っていることが多いで
す。

ほとんどの人は営業マンを、「明るく陽気な人」「元気でハキハキしゃ
べる人」「口が達者でおしゃべり上手な人」「押しが強い人」と見てい
るのではないでしょうか。

初対面の人がノリが良かったりすると、「営業向きですね~」なんて褒
めてるのか、けなしているのか、なんだか分からないことを言ったりし
ます。

だから、人は自分が営業マンになった時、こういうイメージに自分を合
わせようとするんです。営業マンとはこうでなくちゃいけない、と思い
こんでしまうんですよね。しかし、なかなか上手くできず、イメージと
のギャップに苦しみ、「やっぱりオレには向いていない・・」と落ち込
んでしまうんです。

しかしホントは営業マンはおしゃべりじゃなくても全然OKなんです。
商談時に営業マンが40%以上しゃべってしまったら、その商談は失敗
するといわれるぐらいなんです。お客さんにしゃべらせず、自分ばかり
しゃべっているようなお調子者は、以外にも営業成績は良くないのです。

誰かが作った理想の営業マン像に惑わされて、自分の良さを打ち消して
しまっては、売れるモノも売れなくなるのです。

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■偉大な経営者とは?
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経営者の理想像も、ボクたちは間違えているのかもしれません。

ビジョナリーカンパニー2(ジェームス・C・コリンズ著)によると、
飛躍した企業には必ず「第五水準の経営者」が存在したと報告していま
す。

第一水準から第五水準にいくに従ってレベルが高くなるのですが、同書
ではこの第五水準の経営者を「個人としての謙虚と職業人としての意思
の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる
企業を作り上げる」人だと定義しています。

一般的に、偉大な経営者とは、「積極的で大胆」「カリスマ性に富む」
「時に強引なやり方で皆を引っ張る」「情熱的」などのイメージで見ら
れますが、まるっきり違うのだ、と同書では報告しています。

物静か、控えめ、謙虚、無口、内気、丁寧、穏やか、目立たない・・・

飛躍した企業の経営者についての記事や周囲の人たちの話の中には、こ
ういった言葉が頻繁に出てくるそうです。

ボクがレイマックプレスでインタビューした優秀な経営者の方からも、
確かに上記のような印象を受けました。とても意外なんですけどね。

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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょう?

仕事を取るには目立たなければいけない!とばかりに自分を強烈にアピー
ルしたことはありますか?ボクはあります笑。

特に、自分で自分のプロフィールを書く時、必要以上に自分を大きく見せ
ようとしている自分に気づいて、赤面してしまうことがあります。「経営
コンサルタントとは、こうあるべき」という勝手に作り上げた理想像に惑
わされているんですよね。(自分で自分のこと「○○分野で活躍中」とか
書くのって、冷静に考えるとものすごく恥ずかしいです。)

事業を成功させようと思うのなら、自分一人の力ではなく、周囲の人の力
を借りなくてはいけません。その時、謙虚さを持っていなかったら、誰も
助けてくれません。また理想像に振り回されず、自分らしくいることが、
謙虚さにつながるのだと思います。

強い意思をもちながら、謙虚さを失わないこと。
そして、誰かが勝手に作った「理想像」に振り回されず、常に自分自身
と向き合い、自分の良さを尊重すること。

理想の母親なんて、いない。
理想の営業マンなんて、いない。
理想の経営者なんて、いない。
理想の経営コンサルタントなんて、いない

ただ、自分のままでいい。

今年のテーマはこれですね。

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■編集後記
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12月31日に2009年の目標を完成させ、部屋に貼りました。全部で23
個の目標ができました。全部達成できたら、スゴイことになります。そう
なるべく、2009年、既に走り始めています。皆さんも良いスタートを切
ってくださいね。では、今年一年よろしくお付き合いください。

(第194号終わり)

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