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2013/06/07

第425号【社員は借金返済のために頑張りたくない】

◎今週のメルマガ 【社員は借金返済のために頑張りたくない】

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■借金返済のために頑張ってほしい、だって?
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今から20年くらい前のことです。

大学卒業後に入社した会社で、僕は名古屋の事業部に配属されました。
東京本社の会社だったので、
地方勤務の僕は、社長とは全く会う機会も話す機会もありませんでした。

入社して3~4年くらい経ったころ、
名古屋のオフィスに社長がやって来ました。
入社以来、初めてのことです。

会議室に集まった僕たちを前に社長からお話があるとのこと。
何を話すのだろう、
とワクワクする僕たちに向かって社長は、

「半年後に社債の償還期限が迫っている。
だから何とかキャッシュを稼がなければならない。
みんな、もっと頑張ってくれ」

と言ったのです。

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■借金のことじゃなくて、ビジョンを語ってほしい
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僕はイスから落ちそうになりましたよ。

借金を返さないといけないから、もっとがんばれって、
大企業の社長がわざわざ名古屋まで来て言うことか?

リーダーとしてもっと他に言うべきことがあるはずじゃないか?

俺はこの会社を将来こんな会社にしたい、とか。
こういうことをやって、世の中にインパクトを与えたい、とか。
そうしたら、みんなとこういう風に喜びを分かち合いたい、とか。

そういうこと、言ってほしかったですよ。

リーダーとして重要な役割は、
ビジョンを語り、社員をワクワクさせること。
この人と一緒にチャレンジしてみたいと思わせること。

借金を返さないといけないから頑張ってくれ、
という社長に共感する社員はひとりもいません。

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■社員には響かない
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でも、こういうこと言っている経営者って、
意外とたくさんいます。

借りたからには返さないといけないから、
返済を前提にした利益目標を立てます。

そう、目標数値の根拠は、「借金の返済額」だったりするのです。

でも、借金したのは決して放漫な経営をしたわけではなく、
それなりに一生懸命やったにもかかわらず、
環境変化に対応しきれず業績が悪化した、
という場合も多いものです。

それでやむなく借金を増やし、
それによって何とか会社を存続させ、雇用を守り、
給料を払い続けてきたわけです。

だから、社員のためにやってきたのだから、
今度はお前たちが返済のために頑張ってくれ、
と経営者が言いたくなるのは分らなくもありません。

でも、そう言ったところで(悲しいくらい)社員は変わりません。
モチベーションが下がることはあっても、
上がることはありません。

知ったこっちゃないのですよ、はっきり言えば。悲しいですけど。

営業からの帰り際に、

「会社の借金返済のために、もう1軒、お客さんをまわろう!」

という社員は、残念ながら、いないのです。

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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょうか?

僕も事業を拡大するため、
いろんなことに先行投資する目的で借金しています。

投資目的でお金を使うからには、
絶対にリターンを刈り取ってやる、という強い意志を持っています。

友人の経営者でも、借金して事業が伸びた、という人がいます。
また、借金すると、自分の事業への気合いの入り方が違う、
と豪語する経営者の友人もいます。

借金することに関しての是非はともかく、
自分の事業のためにリスクをとって借金するのだ、
全ては自分の責任の下に実行するのだ、
と腹をくくることが、
僕にも、友人たちにも共通するスタンスです。

でも、経営者が自分と同じレベルのコミットを社員にまで求めるのは、
やはり無理があると思います。

経営者は、リスクを背負って借金し、投資し、
リターンは社員と分かち合う。

美しすぎますか?

でも、それが経営者の仕事だと思います。

応援しています。

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