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2013/03/22

第414号【説明しないと伝わりません】

◎今週のメルマガ 【説明しないと伝わりません】

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■びっくりするほど伝わらない
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言ったはずのことが、
相手には全然伝わっていなくて愕然とする。

こういうことって、よくあります。

会社においても、
経営者が社員に伝えたと思っていることでも、
社員に聞いてみるとほとんど伝わっていなかった、
ということはよくあります。

だからクライアントの社長には、
確実に伝えたい理念や方針については、
紙に書いて社員に渡し、
その後も、くどいくらい何度も何度も口頭で伝えてくださいとお願いしています。

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■「あうん」は忘れた方がいいのかもしれない
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日本では、細かいことまで説明しなくても、
「あうん」の呼吸で理解することを良しとする文化がありました。

それは、日本が単一民族の社会であり、
ほぼ等質の価値観や生活習慣を持った者同士が集るムラ社会であり、
「わかりあう文化」であったことが大きく影響しているそうです。

しかし、世の中がグローバル化し、WEB化が進み、
いろんな情報が瞬時に大量に入ってくるようになると、
人々の考え方が多様化し、昔のように等質ではなくなっていきました。

こういう社会では、
日本人同士でも「わかりあえない」と感じる局面が増えてきます。

近頃、会社の若手社員とうまくコミュニケーションが取れない
と感じたとき、

もはや会社の中では「あうん」を期待するのではなく、
自分の思いを細かく説明しないと、
まったくわかりあえないのかもしれない、

と疑ってみることが必要かもしれません。

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■店主の思いは空回る
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同じ会社にいる者同士でもなかなか伝わらないのに、
外にいるお客さんに対しては、さらに全然伝わっていない、
と考えた方が良いと思います。

先日、仕事で訪れた飲食店でも、
店主の思いが完全に空回りしていて、
まったくお客さんに伝わっていないことが判明し、
愕然としました。

その店ではランチメニューを1つに絞ったのですが、
店内にはそのことがどこにも表示してありません。

以前から通っている客は、
以前のメニューを食べようと思って来店したのに、
いきなり何も言わずに新メニューが出てくるわけですからビックリします。

店主は「表に書いてある」と言うのですが、
お客様には伝わっていない。

ささいなことですが、
こういうすれ違いの積み重ねで、
お客様は去っていきます。

「わかるはず」と決め付けて放置するのではなく
小さなことでも、きちんと丁寧に説明することが大切です。

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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょうか?

僕たちは、
自分がやっている仕事をお客様にきちんと説明しているでしょうか。

我ながら、これは少し反省します。

誰に、どんな内容のコンサルティングを行い、
どんな成果をイメージし、どんな気分になってもらうのか?

こういうことって説明しているようで、
まだまだ全然足らないんじゃないか、と。

劇作家で
「わかりあえないことから」という本の著者でもある平田オリザ氏は、
この本の中で、

「ヨーロッパは、異なる宗教や価値観が、陸続きに隣あわせているために、
自分が何を愛し、何を憎み、どんな能力を持って社会に貢献できるかを、
きちんと他者に言葉で説明できなければ無能の烙印を押される・・」

と書いています。

グローバル化、WEB化、多様化する日本でも、
言葉で説明することの重要性が今後どんどん増えていく。

それは間違いないと思います。

わかりあえないことを前提に、
自分の考えを、もっと、きちんと説明しよう。

そういう努力が必要な世の中になってきたと思います。

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■編集後記
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昨日の夜は、メイド・イン・ジャパン・プロジェクトという日本の
モノづくりを支援するNPOのセミナーに参加してきました。この
NPOには以前、僕も関わっていて、仲の良い知り合いがたくさん
いるんです。久しぶりに飲みながら彼らと色んな話をすることが
できました。社会人になってから友達になる人ってそんなに多く
はないのですが、彼らとは不思議と「同志」というか、すごくいい
関係で付き合えています。こういう友達をこれからも大事にしてい
きたいな、しみじみと思った夜でした。

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