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2011/04/15

第313号【共感疲労に陥っていないか?】

4月21日に定例勉強会を行ないます。テーマは「ストーリーからビ
ジネスモデルを考える」です。長期安定的に利益が稼げるビジネス
モデルにはストーリーがある!豊田が徹底解説します。
詳細→ http://raymac.jp/saishinbenkyokai

※ブログは平日ほぼ毎日書いています。↓
http://ameblo.jp/raymac/

(連続313週間、無休で発行しています。)

◎今週のメルマガ 【共感疲労に陥っていないか?】

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■「自分じゃなくて良かった」は悪か?
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共感疲労という症状があるそうです。精神科医の香山リカさんが
ダイヤモンド・オンライン上のコラムで言っています。

大震災の映像を見て、直接被災地に行って被災者に触れたわけで
もないのに、思いを寄せ過ぎて精神が疲労してしまう。これを共感
疲労と呼ぶそうです。

被災しなかった人たちは、災害の映像を見て「大変なことになった」
と思いながらも、「私じゃなくてよかった」「私の大切な家族は無事
でよかった」と考える。

被害者に同情しながらも、 わが身と家族の安全を確認し、安心する
のですが、これは決して卑屈な考えではなく、どんな悲惨な事件や
災害でも必ず起こる健全な心理だと香山先生は言います。自らの身を
守るためのメカニズムなのだ、と。

ところが、今回の大震災はあまりに悲惨すぎて、「自分じゃなくて
良かった」と思えない。

これが強くなりすぎると、自分を防衛することができず、精神的に
追い詰められてしまう。これが共感疲労なのだそうです。

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■自分で自分を保つこと
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だから、花見をしたり、イベントに参加したり、旅行に行ったりす
る気になれない。被災地の人たちが苦しんでいるのに、自分だけ楽
しむなんて、とてもできないと思ってしまう。

つまり自粛してしまう。自粛しないと不謹慎だと感じてしまうの
ですね。それじゃ日本経済が倒れてしまうから、もっと消費せよ
と政府や経済評論家は叫ぶのですが、現実として消費者心理はか
なり冷えてしまっています。

香山さんは言います。

「共感疲労から、楽しむことに罪悪感を感じるのは、優しい人であ
る証拠。しかし、結果的には被災者への支援とは逆向きの効果に
なっています。

いま被災地以外の人がもっとも大切なことは、自分で自分を保つ
こと、自分のことを自分で支えることです。それによって、世の
中の多くの資源が被災 者へとつながるので、それが、最大の支援
になるのです。そのためには、社会としてある行動を強制せずに、
それぞれの人が無理なく過ごせるような情況が大切です」と。

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■ビジネス現場での「共感疲労」
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ビジネスの場面では、相手の立場になって考えること、つまり共感
することがとても重要です。

営業でも、マーケティングでも、「自分が顧客だったらどう感じる
か?どう行動するか?」を掘り下げて考えることが成功への近道
になります。

組織の中でも、「社長はなぜああ言ったのか?」「上司はなぜああい
う行動をとったのか?」「あの社員はなぜいつも不機嫌そうなのか?」
と相手の立場になって考えることは非常に意味あることです。

しかし、共感疲労してしまうことはないか?

相手の立場を考えすぎて、疲れてしまい、結局何もできなくなって
しまうことって・・?

実は結構あるのかもしれませんね。

「共感せよ!」が強迫観念的に自分を支配してしまい、疲れ果て、
思考停止してしまうのです。

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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょう?

相手の立場になって考えることで、相手を理解することに近づける
ことは間違いないでしょう。

しかし、分からないことも多い。

そういう時は直接聞けばいい、ということになるのですが、これも
それほど簡単にできることではありません。

共感することにとらわれすぎず、自分の直感を信じて行動すること
が良い結果を生むこともあります。

マーケティングで言えば、「マーケット・イン」ではなく、「マーケ
ット・プル」。市場の声を聞きすぎずに、自分の考えで市場を引っ
張って行こうというアプローチです。

このアプローチの方が、面白い商品やサービスを生み出しやすいと
言われています。

共感疲労しそうになったら、自分を立て直し、自分を信じて、少々
わがままに行動することも、時には必要。

結果として、それが全体の幸せを増幅させることもあるのだと思い
ます。

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■編集後記
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一昨日、クライアント企業の社長から有機栽培したネギと菜ばなと
春菊を頂きました。とっても美味しくて、感動しました。日本の野
菜の美味しさに改めて気づき、幸せな気分に浸ることができました。

愛される会社プロジェクト→ http://raymac.jp/aip

(第313号終わり)

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