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豊田礼人の基本的な考え方を
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2010/04/16

第261号【美しい自然が日本を救う?】

一昨日は愛される会社プロジェクトの勉強会でした。7回目の今回
は、ありがたいことに史上最高ともいうべき、とても良い評価を頂
きました。ありがとうございます。その様子をブログに掲載してい
ます。→ http://raymac.jp/archives/1053

(連続261週間、無休で発行しています。)

◎経理代行+財務アドバイスパック
http://raymac.jp/keiridaikou
◎印刷会社向け業績アップハンドブック
http://raymac.jp/printing

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■観光で国を立て直す
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日本の美しい自然を海外の人々に楽しんでもらい、それにより経済
を活性化させようという動きがあります。

中心にいるのは星野リゾートの星野佳路社長。自身の会社の陣頭指
揮を取る一方で、政府の観光立国プロジェクトの仕掛け人を務めて
いるそうです。

製造業を中心とする工業化によって日本は経済的に成長してきまし
たが、その一方で自然破壊を繰り返し、最近では環境への負荷と
いう問題も抱えています。

こうした工業社会を標榜する経済構造を見直し、日本の美しい自然
を活かした「観光産業」で日本を再生しよう、と星野さんは主張します。

環境に優しいことこの上ないこのプロジェクト、僕もなにかの形
で協力したいな、と考えています。

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■「もののあわれ」がわかる日本人
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同じく日本の自然をもっと大切にしようと訴えるのは、『国家の品
格』の著者である数学者の藤原正彦先生です。

日本の美しい自然は、四季がはっきりしているところから生まれま
す。四季がはっきりしていることで、植物が豊かに育ち、日本独特
の風景を作り出すのです。

春の桜、秋の紅葉は、日本が誇る美しい自然の代表です。桜が散っ
ていくさま、紅葉の葉が赤や黄色に色づき、散っていくさまを見て、
日本人は「もののあわれ」という心を持つようになったそうです。
欧米人に「もののあわれ」という感覚は分からないそうです。

ある人が外国人に、「枯れ枝に 烏の止まりたるや 秋の暮れ」と
いう芭蕉の俳句を訳してあげたところ、「それで?」と言われたと
か。

この「もののあわれ」に代表される情緒的な心こそ、日本人が忘
れてはいけない重要な感覚なのだそうです。

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■論理の出発点をどこに置くか、という問題
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情緒的な心をもつことは、時に論理的思考を持つことよりも重要に
なります。

例えば、お腹を空かした男が、パンを盗んだとします。

その時、

「日本は法治国家だ。だから理由がなんであろうと盗みは
犯罪だ。すぐに捕まえて警察に連れて行こう」と考える人もいれ
ば、

「気の毒に。確かにこの男はパンを盗んだが、今このパンを食べ
なければ死んでしまったかもしれない。人間の命は法律よりも優
先されるべきときがある。今回は見てみぬフリをしよう」と考える
人もいる。

どちらも論理は通っている。しかし出発点が異なります。この出発
点をどう選ぶかで、「パンを盗んだ」という同じ事実を見ていても、
まったく違った結論が導かれてしまうのです。

つまり、いくら優れた論理的思考ができても、情緒的な心が無けれ
ば、前者のように考えてしまいます。(もちろん犯罪であることは
免れませんが)

そうすると、非常に殺伐とした社会になってしまう、と先述の藤原
先生は警告するわけです。論理的思考ばかりを追及しても、人間は
幸せになれないのだ、と主張するのです。

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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょう?

先日、山梨県小淵沢にある星野リゾートのホテルに宿泊しました。

ここは僕も妻も子供もお気に入りの場所です。静かな木々の中で、
小鳥がさえずり、時がゆっくりと流れていきます。とても落ち着け
るところです。

そこからは雪化粧した八ヶ岳や、場所や天気によっては富士山も
見ることができます。その美しさたるや、息を呑むほどです。

こういう自然の中にいると、「やっぱり日本っていいな~」なんて
思ったりするわけです。

星野社長の提唱する観光立国構想。

藤原先生が訴える情緒的な心の育成。

自然を壊さず、その美しさという強みで日本を経済的にも立て直し、
「もののあわれ」という心も同時にしっかりと養っていく。

理想論かもしれませんが、今、僕たちが目指すべき一つの方向性
であることは間違いないと思います。

まずは今週末、論理的思考は捨てて、自然の中で情緒を感じてみ
てはいかがでしょう?

僕もやってみます。

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■編集後記
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勉強会が終わった後は、レイマックプレスの発行作業。今回で20
号目となります。でも感慨にふけっている暇はありません。淡々と
作業をするのみです。ふう。

(第261号終わり)

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