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2008/03/14

第152号【命令系統を一元化せよ】

命令系統を一元化せよ】

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■教え魔
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アマチュアゴルフの世界では「教え魔」が溢れています。
少し腕に自信がある人は、初心者などを捕まえてあれこれアドバイス
したくなるようです。

仮にそのアドバイスが的確だったとしても、複数の人から違うことを
言われれば人間は混乱します。特にまだ何が正しいのかを判断でき
ない初心者にとっては、どのアドバイスに従えばいいのか分りません。

その「教え魔」が赤の他人であれば無視することもできますが、会社
の上司だったりするとある程度聞き入れざるを得ません。こうして
色々な意見に振り回されてしまうと、お金も時間も使った割りに一向
に上達しない、という事態を招いてしまいます。

そういうボクも全く上達しない一人ですが、その下手くそなボクで
さえ、「誰かに教えたい」欲求が出てくることがあります。結局人間は
相手が望んでいるか否かに関係なく、「教えたい」という欲求を持って
るのかもしれません。

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■「教える」時に重要なこと
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人間は自分より劣っている人に「教える」ことで優越感に浸ること
ができます。この優越感を味わいたいばかりについ「おせっかい」をし
てしまうのです。

この場合、教える側に教えるスキルがあるかどうかは重要な問題です。

教える側に教えるスキルが無いのに、その人のスキルを高めること
はできません。これは教える前提としてしっかりと意識しておかない
といけないことです。

もう一つ、これも重要なことですが、「教える人が複数いないこと」、です。
教える人が複数いると、いくらその人たちが優秀でも教えられる側は
迷います。目的が同じであっても表現方法やニュアンスが違えば受け取る
側は混乱するからです。

まだ本質がつかめていない初心者にとって重要なことは、まず一貫した
教育による全体像の把握です。一人の考え方を通じて本質と全体像をつ
かむのです。これがまだできない段階で複数の教えが入ってくると何を
信じていいか分らなくなり、ストレスを抱え、成長スピードが落ちてし
まうのです。

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■命令系統の一元化
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会社の中では特にこの点には注意すべきです。少し難しい表現をつかう
と「命令系統を一元化」するということです。

中小企業においては、このあたりが明確にされておらず、社長からも
命令されるし、取締役からも命令されるしで、社員が混乱し士気が低下
するということが時々起こるようです。

皆、「お前のためを思って」という親切心から言ってくるケースが
多いと思いますが、言われる方は混乱します。

先日もある関与先でこういう状況に直面しました。二人の上司から
違うタイミングで違う指示を受ける新入社員が混乱からストレスを
抱え込み、仕事に対する積極性に欠けるようになってきました。

この二人の上司と新入社員が常に顔を合わせてミーティングをして
いればいいのですが、二人の上司はお互い相手をけむたく感じている
ものですから、片方がいない時にその社員に指示を出すので余計に
混乱します。

このケースでは命令系統を一元化し、片方の上司を通して全ての指示
をすることにしました。その効果が出てくるのはこれからですが、その
新入社員の表情が明るくなってきたという報告を頂いています。

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■自分レベルの視点で
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さて自分レベルではどうでしょう?

例えば、部下に何かを依頼するとき、直属の上司を飛び越えて指示して
いることはないでしょうか。この場合、その部下はもちろん直属の上司
をも混乱させることになります。

子供に対してはどうでしょう?

母親が言うべきことまで、父親が言ってしまったりすることがあると
思います。母親と父親の間で意見のすり合わせがキチンとできていれ
ば良いのですが、それが不十分で子供に微妙に違ったニュアンスで伝
わると、子供は混乱します。

また、おばあちゃんやおじいちゃんが孫の可愛さのあまり、親の
意向に沿わない接し方をしてしまうことがあります。例えば、親
はあまり甘いものを食べさせたくないと考えているのに、おばあ
ちゃんがついつい与えてしまうケース。

子供にしてみれば、なぜ両親はダメというのにおばあちゃんはいい
というのか理解できません。当然やさしいおばあちゃんの方が子供
は好きになり、うるさい親の言うことは聞かなくなる・・・。
こういう事態に陥っている家庭は多いと思います。

命令系統を一元化する。

このことは、会社にとっても、家庭にとっても
重要なことだと思います。

(第152号終わり)

ayato skypeS

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